この2週間の復活祭のバカンスを終えると、ベルギーの学校は学年末までに授業が6回しか残っていません。9月から始まってあっという間に一年が過ぎて行きます。
中学高校の間でたった一年しかない音楽の授業。生徒達は今後の人生において音楽の授業を受けることがないでしょう。学校ですれ違うことはあっても、私の授業を受けることはないでしょう。
あと6回の授業で何を伝えられるだろうかと本当に悩みます。数え切れないほどある名曲を沢山聴かせることが出来なかった。素晴らしいアーチストを紹介することも。時間は限られているのでしょうがないけれど、もっと生徒の音楽性を引き出したかった。
それでも嬉しかったのは、いつも無口だった男の子が、前回の授業で初めて微笑むのを見たことです。リズム練習を楽しそうにやっていました。やっと心を開いてくれたのかなぁ。
ベルギーの学校は共通の教科書がなくて本当によかったと初めて思いました。クラス別に違った教材を使えるからです。
あと6回、教師として伝えておかなくてはいけない事をまとめて授業の準備をしたいと思います。
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