2017年10月30日月曜日

幼児に音楽を教えようと思ったわけ

MARICAMS(マリカ音楽教室)を始めようと思ったきっかけは、ベルギーの中学で教えている経験から、音楽を勉強するにはズバリ早い方がいいと思ったからです。

ベルギーには音楽は小学校でも義務教育に入っておらず、そのまま大きくなるケースがほとんどです。

多感な時期に何も音楽の知識を持たないと、流行りのラップや若者の音楽しか聞かないで成長することになります。

大げさな話かもしれませんが、音楽は人類誕生以来ずっと身近なものでした。生活するための祈りや儀式のために音楽は生まれました。

ルネッサンス、バロック、クラシック、ロマンチズムから現代へと音楽は発達してきました。

中学生になってからでは、授業でいきなり歌ってみましょうと言っても誰も歌いません。難しい思春期の子に音感やリズム感をつける授業をするのは非常に難しくなり、どうしても音楽史を中心とした授業になってしまいます。

そうかと思えば 優秀な子が集まるインターナショナルスクールや ヨーロピアンスクールには小学、中学を通して音楽は欠かせず週3時間ぐらいあり、楽器演奏も必須で非常に恵まれた環境と言えます。

私は子供たちを演奏家にしようと音楽を勧めているわけではありません。

4〜5歳の柔軟な時期から音楽を楽しむことで、豊かな心を育て、感じる力、表現する力、考える力を養っていって欲しいなと思っています。






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